3年次
R5 課題の設定
◆3年次 総合的な探究の時間
3年次における「総合的な探究の時間」がスタートしました。今年度は『身のまわりの課題や疑問点を発見し、解決策や答えを探す』をテーマに取り組みます。
この取り組みの重要な点は、自分で課題を設定する点にあります。5月の授業では、課題を設定するコツについて学びました。日常生活における「なぜ?」「どうして?」という疑問を見つけ出し、言語化するという活動を実施しました。初めはなかなか疑問が出ずに苦戦する様子もありましたが、グループ内での話し合いが始まると活発な議論が始まり、意欲的に取り組む様子が見られました。授業後、生徒の意見の中には、「社会問題も様々な視点で見ることによって多くの課題が出てくることがわかった」や、「自分だけ認識がずれていいたが、間違いが修正できた」という前向きなコメントがありました。
「生成AI」が注目される中、「自分で課題を発見する力」は社会人に必要な力になると考えます。生徒自身が時間をかけて設定した課題に対し、試行錯誤しながら取り組むことを通して大きく成長することを期待します。
【生徒が設定したテーマ例】
・『桐生は他の街よりも劣っているように感じるのに、なぜ住み続けたい街ランキングの上位にあるのか』
・『東京に集中した人口を地方に分散させる方法』
・『家の色や形によって、人に与える影響はどのようなものか?〜クライアントの生活をより良くする家造り〜』
・『「王道」になる物語における共通点とは』
・『映像と音楽を融合 ~人が感動するプロジェクションマッピングを作る~ 』
・『トランスジェンダーの方々が生活しやすい社会とは』
・『子どもをターゲットにした観光名所は少子化を止めることができるのか』