3年次

『3年間の探究活動を終えて①』 生徒名:鹿木太智

 私は、桐生清桜高校の探究活動を通じて、コミュニケーション能力や思考力が向上し、「自分の個性」や、「ITエンジニア」になるという夢を見つけることができました。

 私が特に印象に残っている活動は、2年次の探究活動です。地元企業の方から「コミュニケーションの活性化」という課題をいただき、解決策を提案するという活動でした。私は、社員の方やグループメンバーとコミュニケーションを取りながら原因を調査しました。この経験を通して、相手の要望を深く理解するという傾聴力や、自分の意見を相手にわかりやすく伝えるプレゼンテーション力が身に付きました。さらに、私は解決策を提案するにあたり、3Dソフトを活用して、オフィスのレイアウトを3Dモデルで作成しました。この経験がきっかけでソフトウェアに興味を持ち、「ITエンジニアになりたい」という将来の夢が見つかりました。この活動がなければ、異なる進路を選んでいたかもしれません。

 3年次の活動は、個人でテーマを設定し、探究するという活動でした。私は、かつてから関心のあった、「プロジェクションマッピング」を作成しました。苦戦しましたが、粘り強く取り組んだ結果、満足のいく作品ができあがりました。この経験を通して、ソフトウェアの可能性をさらに実感し、ITエンジニアになることを決意しました。

 このように、桐生清桜高校の探究活動は「企業との連携」「個性の尊重」の二点で、充実した探究活動が行われていると感じます。私は探究活動をきっかけに将来の夢が見つかり、進路実現に向けて努力することができました。進学する大学では、「ソフトウェア」を製作する立場としての知識や技術を身に付けたいと思っています。

【中学生へのメッセージ】

 桐生清桜高校の探究活動は、とても充実していると思います。学力だけでなく、「自分の視野を広げたい」、「様々な価値観に触れたい」と考える人におすすめです。何か新しいことにチャレンジするきっかけになるはずです。自分自身の好奇心と発想力を最大限に引き出して、積極的にこの活動に取り組んでみてください。