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2年次修学旅行(広島・関西方面)②

 2年次は広島への修学旅行に向けて平和学習を行い、核廃絶に向けた様々な人々や団体による取り組みや、原爆投下の当事者達の証言を通じて多角的な視点で探究しました。また、地歴公民科だけでなく英語科の授業においても、戦争と戦争によって傷つく人々について深く考察しました。

  そして、迎えた広島修学旅行では、平和記念公園でガイドさんによる碑めぐり解説を受けると共に、平和記念公園訪問に向けて2年次の生徒全員で折った千羽鶴を奉納しました。また現地では、事前学習で桐生までお越しいただいた石原智子先生に再会することができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平和記念資料館を観覧した生徒達は原爆の凄まじさを訴える直接的な展示に衝撃を受けるだけでなく、被爆者の方々の「ことば」に心動かされている様子でした。以下、平和学習を終えた生徒たちの感想の一部を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・80年前に実際に起ったことを風化させてはいけないと学んだ。伝えていく人が減ってきている中で、一生懸命に説明してくださったガイドさんに感謝の気持ちを持った。

・資料館で当時のものや写真、絵などが今まで大切に残されていることから、次の世代に繋いでいこうという思いが伝わってきた。また、それは国民だけでなく外国の人にも広まることがすごいと思った。

・原爆が落とされた後に苦しむ人はたくさんいて、生きられたことが幸せとは限らなかったと学ぶことができました。

・自国の意見だけでなく相手国の意見や、偏った考えだけでなく多角的な視点を持つことが大切だと学びました。

・戦争は私のような人間にとって過去のもので、現実のこととして捉えられていなかったが、実際に昔あったことで、二度と起こしてはいけないものであると、一連の学習を通して実感した。戦争と原爆の惨禍を過去のものとせず、繰り返されることのないよう発信し続けていくことが大事だと感じた。

 

 復興した広島の姿と80年前に同じ場所で実際に起こった出来事を重ね合わせた生徒達は、戦争と核兵器と平和について深く考えを巡らせたようでした。
なお、清桜生が奉納した桜色と水色の千羽鶴は、来年の8月6日の式典で披露していただけるとのお言葉を石原さんよりいただきました。