3年次

2024年1月の記事一覧

『3年間の探究活動を終えて②』 生徒名:小林史楓

 私は3年間の探究活動を通して、「自発的に動くことの楽しさ」、「情報収集能力の大切さ」など、たくさんのことを学びました。

 私は、3年次で「開発途上国の教育」を探究テーマに設定し、取り組みました。より正確な情報を得るため、文献を使った情報収集に加え、JICA職員の方と、南アフリカ出身のALTの方にインタビューを実施しました。このインタビューはすべて自分だけで企画しました。この経験を通し、計画が成功することの達成感、人と繋がることの喜びを感じることができました。失敗をすることも多くありましたが、それが学びとなり、自分を成長させてくれることを実感しました。現在では、この経験が大きな自信となり、次に行動を起こす意欲につがなっています。さらに、インタビューを通して、文献では知ることのできない現場の抱えている実態や課題などの詳細な情報を得られ、さらなる関心や疑問を抱くことに繋がりました。当事者に話を聞くことで課題を身近に感じることができ、より具体的な解決案を提示できるきっかけとなったと思います。進学する大学では今回の取り組みを活かし、より実践的な研究に取り組みたいです。

 【中学生へのメッセージ】

 総合的な探究の時間では、興味のある分野を深く追求できます。もしかしたら、今まで全く関心のなかった分野に出会うかもしれません。このような様々な経験を通して、知識や人間性を成長させることができる良い機会となります。みなさんも色々な方法で探究の授業を楽しんでください。

 

 

『3年間の探究活動を終えて①』 生徒名:鹿木太智

 私は、桐生清桜高校の探究活動を通じて、コミュニケーション能力や思考力が向上し、「自分の個性」や、「ITエンジニア」になるという夢を見つけることができました。

 私が特に印象に残っている活動は、2年次の探究活動です。地元企業の方から「コミュニケーションの活性化」という課題をいただき、解決策を提案するという活動でした。私は、社員の方やグループメンバーとコミュニケーションを取りながら原因を調査しました。この経験を通して、相手の要望を深く理解するという傾聴力や、自分の意見を相手にわかりやすく伝えるプレゼンテーション力が身に付きました。さらに、私は解決策を提案するにあたり、3Dソフトを活用して、オフィスのレイアウトを3Dモデルで作成しました。この経験がきっかけでソフトウェアに興味を持ち、「ITエンジニアになりたい」という将来の夢が見つかりました。この活動がなければ、異なる進路を選んでいたかもしれません。

 3年次の活動は、個人でテーマを設定し、探究するという活動でした。私は、かつてから関心のあった、「プロジェクションマッピング」を作成しました。苦戦しましたが、粘り強く取り組んだ結果、満足のいく作品ができあがりました。この経験を通して、ソフトウェアの可能性をさらに実感し、ITエンジニアになることを決意しました。

 このように、桐生清桜高校の探究活動は「企業との連携」「個性の尊重」の二点で、充実した探究活動が行われていると感じます。私は探究活動をきっかけに将来の夢が見つかり、進路実現に向けて努力することができました。進学する大学では、「ソフトウェア」を製作する立場としての知識や技術を身に付けたいと思っています。

【中学生へのメッセージ】

 桐生清桜高校の探究活動は、とても充実していると思います。学力だけでなく、「自分の視野を広げたい」、「様々な価値観に触れたい」と考える人におすすめです。何か新しいことにチャレンジするきっかけになるはずです。自分自身の好奇心と発想力を最大限に引き出して、積極的にこの活動に取り組んでみてください。

R5 3年次 総合的な探究の時間 最終発表

 3年次の「総合的な探究の時間」において、最終発表会が開催されました。3年次は、「身のまわりの課題や疑問点を発見し、解決策や答えを探す」をテーマに、1年間にわたって探究活動に取り組みました。

 最終発表会では、代表生徒6名が、それぞれのテーマについて、調査や実験、インタビューなどの成果を発表しました。例えば、不登校を解決するために、メタバース空間を活用した交流の場を作り上げる取り組みや、ソフトウェア技術を活用して、プロジェクションマッピングを製作する取り組みなど、さまざまなテーマが取り上げられていました。

 発表では、生徒たちが主体的に課題や疑問を見つけ出し、解決策や答えを探すために、さまざまな方法を試行錯誤しながら取り組んだ様子がうかがえました。

 今回の探究活動を通して、生徒たちは、「自分の関心や課題を見つける力」、・「課題を解決するために必要な情報収集や分析、思考力」、「人と協力して取り組む力」などを身に付けることができたと思います。

 今後も、今回の経験を活かし、自分の関心を広げ、探究心を持ち続けてほしいと思います。